2020-01-01から1年間の記事一覧

分断

僕は 白い部屋にいる エタノールの臭いがする 保護されているのか 隔離されているのか モニターには アニメーションが映し出されている 青い空を 無数の黒い鳥が 覆いつくし 昼が夜になり 黒い鳥の糞尿を 貪る 白いネズミが 埋めつくす 僕は 白い部屋にいる …

夜の散歩

夜がゆっくりと深く更け 今日はblue moon 夜の散歩では 通勤と同じコンビニまでの道が まるで 別人みたい コーヒーとタバコを買って帰るだけだけど 同じ道 違う顔 途中で月を見上げる 月が僕を見ている 夜がゆっくりと深く更け 今日はblue moon 散歩の途中で…

連鎖

オリーブの樹が枯れ始めています 原因はまだ分かっていません オリーブの樹が枯れ続けています 原因はまだ分かっていません

すいません またやっちまった 散文は こちらです あはっ

たまには ゆるゆると こんな時代ですし https://happy.ap.teacup.com/applet/yuuta-shizin/200501/archive?b=40

もとい

たまには ゆるゆると こんな時代ですし https://happy.ap.teacup.com/applet/yuuta-shizin/200501/archive?b=40

散文

エッセイも よろすくお願いいたしマンモス file:///C:/Users/yuuta/Desktop/%E6%86%82%E5%A4%AA%E3%81%AE%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%81%84%E3%81%95%E3%81%8B%E3%81%95%E3%81%BE%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%BB%E3%82%A4%20-%202005%E5%B9%B41%E6%9C%88%E3%81%AE%E8…

群青

愛し愛される 幻想 染し染される 現実 世界がその表情を 変えても 彼女は希望を歌い 僕らはダンスを踊る なぜなら 世界は群青だから

一瞬と永遠について

琥珀色の風が ライ麦畑を撫でる黄昏 その上で 青と黄色が混ざる 緑色の空を見て 嗚呼 僕は生きているんだな 緑色の空の上で 空と宇宙の渚から 星屑が 雪のように 静かに柔らかく 君の肩に 嗚呼 僕ら生きていくんだな

neurotic summer

炎天下 アスファルトの上 僕は 落とし物が見つからない 探し物が見つからない 記憶はいつもあやふやで ラプソディーにかき消され 君の声が聴こえない 曖昧な足取り 駅前開発により区画整理された埋め立ての街で 監視カメラが僕を見ている 隠れる場所がない …

始まりの声

無邪気な空が無慈悲な空に 仰いだ尊さが終わりの儚さに 非日常に日常を見る 日常に非日常を見る 何度目かの始まりの声が聴こえ 無慈悲な空が無邪気な空に

冬から春へ

2両編成のローカル列車 16歳の冬の日 駅までの道を歩く 学校に行けなくなり 皆とは違う生き物になって 乗り換えで1時間に2本のローカル列車を待つ 奇異の目にさらされながら 白昼夢 列車はコトコトと僕を運び 車窓は鉛色の空 無人駅で降りて 病院まで30分歩…

ある夏の日の記憶(神戸三宮駅周辺)

三宮駅で降りて 南京街を抜けて 異人館の坂道の途中 水辺で 子供たちが水浴び ロープウェイは風の丘駅を経由後 ハーブ園へ向かう 僕は異邦人 夢じゃない ある夏の日の記憶 三宮駅で降りて フラワーロードを抜けて メリケンパークへ 海辺で 恋人たちが語らい …

port park

休日のport park 空は晴れ 波は凪 息を吹き込んだ風船を 女の子が 空に飛ばす 男の子が それを追う その先に飛行機雲が見える 休日のport park 空は晴れ 波は凪

ニュースと天気

暗いニュースが多いけど 日曜日の朝はお散歩だ 重い雲の下 強い雨が 降ったり 止んだり 雨宿り 休みの日の朝のスーパーマーケットは 閑散としており 何だか気分が良い アスファルトを弾く雨で あっという間に水溜まり なぜだか 土の感触を思い出す ないもの…

おぼつかない

永過ぎる沈黙 降り続く雨 世界が泣いているかのように 少年の夏の日 ノスタルジア 青空に見た 悠然と泳ぐ鯨 また会えるだろうか 草の匂いがした 土の熱を感じた 風が吹いていた 僕らまた会えるだろうか おぼつかない 永過ぎる沈黙 降り続く雨 あの日の鯨が死…

降り続く雨

雨が降り続く 滅びた文明へのレクイエムのように 河が溢れてる キッチンでは哺乳瓶が割れたよ 雨が降り続く 森を切り開き 動物を囲い ビルを建て続け 坂道ではベビーカーの車輪が外れたよ 雨が降り続く 世界を憐れむかのように 空に伸びるビルが 巨大な墓碑…

世界の終わりに吹く風に 吹かれても 吹かれても 世界の終わりに降る雨に 打たれても 打たれても バルコニーから見上げた空に 虹が架かっていたんだよ

slow

日曜日の朝はslow 随分と止まない雨の日が続き 日曜日の朝はslow 随分と暗いニュースの続き ビジネスは忙しいから 休んではいけません システムが破綻するから 止まってはいけません この河は汚いから 泳いではいけません これからはなるべ外に出たり 集まっ…

デジャヴュ

魔女狩り ネイティブアメリカン 黒人 ビリーホリデイが歌ってる 奇妙な果実 ファシズム 戦争 ベルリンの壁 9.11 3.11 東京オリンピック パンデミック 3.11 9.11 ベルリンの壁 戦争 ファシズム 奇妙な果実 ビリホリデイが歌ってる 黒人 ネイティブアメリカン …

3月に降る雪と桜

3月に降る雪と桜の日 僕らは出会い 積もって 消えた 3月に降る雪と桜の日 僕らは別れ 咲いて 散った 同じ景色に嬉しくなったり 悲しくなったりしながらさ 駅まで歩く 路はサクサク 白い世界で 赤い傘 そんな僕らを桜が見てる サヨナラと 手を振る 儚さ

螺旋形のオブジェ

螺旋形のオブジェが ゆっくりと 回ってる 男と女が ダンスしてる 回ってる 銀河 魚の群れ ・・・なんだか懐かしい DNA 力動 光 ・・・ルーツは渦なのだろうか 光の渦へのダイブ 渦からのドライブ 僕は 渦 なのだろうか 螺旋形のオブジェが ゆっくりと 回って…

please

http://www.tims.jp/~yuuta/yuutano2.htm

海岸線に降る雪

随分とこじらせた夜 随分と絡まった夜 この最悪を よく見てみると この最低を よく見てみると 今夜のスープにはロマネスコ 今夜のスープにはフラクタル 海岸線に降る雪

雑記

万能感 王様に仕えていたのですが (もしくは私が王様) 革命が起こり 王様は絞首刑にされ (もしくは私が絞首刑にされ〉 私は王国を追放され ジャングルに逃げました。 しかし、象に踏みつぶされようとしています。 ヘリコプター 廃墟のような スラムのよう…

彼岸花

川辺にて 羊達の雲達が 流れてく 風に吹かれて 彼岸花が 揺れている 悲しみの向こう側へ 苦しみの向こう側へ 想いを馳せる 遊歩道 水はさらさらと 流れてく 此岸の息吹に 彼岸花が 咲いている 絶望の向こう側へ 争いの向こう側へ 祈りを向ける

異和感

人工物は便利 でも人工物は壊れる 自然は不便 でも自然は循環する 自然は再生する 物が落ちるように 人工物が壊れて 鉄の塊が爆発して 僕らの街に直線が引かれて 僕らは分断されて 浜辺と海と空は分断されて とても高い防潮堤ができて そこから海と空を眺め…

B.P.M

さあさあ 蟻の行進だ 先にあるのは屍だ 人を求めて 交差点では トラックがクラッシュ 金を求めて 採掘場では パイを求めて 殺し合い 水を求めて 砂漠の民は ヘリコプターの救助待つ さあさあ 蟻の行進だ 先にあるのは屍だ

冬から春へ 季節が変わる頃 淡いピンクと水色の空を見上げて それを希望と言うんだよ 誰かが言った そんな気がした

コットン

コットン コトコト 冬の夜 コットン コトコト キッチンは コットン コトコト 雪の夜 コットン コトコト シチューです

星屑拾い

夜空の向こうから 星屑が降る 公園に降りてくる 街角に降りてくる 僕は 部屋を抜け出して 月明かりの下 星屑拾いをする